(↑ ボカしてますが、カナダワーホリ時代の私です笑)
どうも!TOM夫婦の旦那です!
今日は私の海外の原点、カナダワーホリを振り返りたいと思います!
私にとっては、
・初めての海外
・海外で働くという初めての経験
・そして妻と出会った場所
私の海外好きのルーツであり、想い出に溢れてます笑
カナダワーホリではバンクーバーにいました。
何をしていたかというと、
STARBUCKS COFFEE CANADA(スターバックスコーヒーカナダ)でバイト
なんです。
というのも私のカナダワーホリの目的が、カナダのスタバで働くことだったんです。笑
なぜスタバだったかというと、シンプルで、日本のスタバで働いてたからです笑
今回はカナダと日本、両方のスタバで働いていた私だからこそ分かる違いを共有したいと思います!
1.日本でのスタバのイメージって?
みなさん「スタバ」って聞いた時に、どんなイメージを持ちますか?
もちろん人にもよると思いますが、多くの方がこういうイメージを持っているんではないでしょうか?
・ちょっと高級/贅沢
・おしゃれ
・サービスがいい/ちゃんとしている
ちょっと古いですが、参考になりそうな資料がありますので、貼っておきます。
引用: 第5回:好きなカフェとそのイメージ | ブランドなんでもランキング | ブランド戦略通信│トライベック・ブランド戦略研究所
たくさんのカフェがありますが、これほどブランド力のある企業は少ないじゃないかと思います。
日本でのこのイメージを前提に、カナダと日本を比較していきます!
2. スターバックスコーヒーカナダとスターバックスコーヒージャパンの違い
正直、全く別物なんじゃないかと思うぐらい違います。笑
そもそもの文化や価値観が違うので、違って当たり前なんですが、当時は日本しか知らなかった私には衝撃的だったんです!
感じた主な違いはこんな感じ。
・お客様の考え方
・清潔さ
・品質
・ドリンクのレシピ
・ドリンクの種類・豊富さ
・カスタマイズ性
2-1.お客様の考え方
2-1-1.顧客との関係
これはもう文化的な違いですよね。
日本の「お客様」という考え方は世界でも特殊なんだなと今では思います。
「お客様は神様」なんて時代遅れだとは思いますが、「客は偉い」という勘違いをしている人は未だにいますよね。笑
日本のスタバでは、お客様にはもちろん丁寧な接客を求められますし、礼儀もとても大事にしていました。
そのための教育も非常に整ってましたし、徹底されていました。
カナダでは、従業員と客はあくまで対等だと、働いていて感じました。
どっちがいいという話ではありません。
カナダでのスタバでは、お客さんとも超フランク、レジ対応も従業員がレジに肘掛けながらなんて普通でした。笑
それに対して文句を言うお客さんももちろんいません。むしろサービスをしてもらっているから、チップを払うぐらいの感じです。
どっちが良い、悪いとかではありません。
日本の丁寧な接客も素敵で、誇るべき日本の文化だと思いますし、カナダのフランクで親しみやすいのもとってもいいですよね!
お客様は神様というわけではないが、あくまでお客様。
接客は丁寧に。マナーを大切に。
教育が充実。
お客さんとは対等。フランクな関係。
自分が働く時に、気を張らなくていいのはカナダですね。笑
2-1-2.環境的な違い
日本ってやっぱり治安がいい。面接の時に感じました。
お客さんを見る観点に違いがありました。
面接の時に「働く上で大事にしていることは何か。」と聞かれ、私は「お客さんをちゃん見ること。」と答えたんですね。
私の意味合い的に「お客さんの需要を察するために」だったんです。
そしたら店長からの返事が、
「そうだね。商品を盗んでいく人が多いからちゃんと見ることは大切だ。」って。
こんな考え方、日本ではしたことがありませんでした。笑
お客様を疑う。みたいな考え方はあまりない。
お客さんと、そうじゃない人を見極める必要がある。
私は実際に目の前でチップを盗まれました。笑
レジの所にチップをいれる箱があったんですが、そこからチップ持ってかれましたね。
あとは不審者がものを盗めないように、こちらから話かけて「見てるぞ!」というアピールをさせられたこともあります。笑
2-1-3.不審者用の呪文があった
スタバで呪文みたいのあるじゃないですか。
「グランデエキストラホットノンファットラテ」みたいなやつ。
呪文は世界共通なんですが、カナダでは従業員の間で危険を通知するために
「ノンファットアメリカーノ」という暗号もありました。笑
アメリカーノってミルクが入っていない。で、このノンファットは無脂肪牛乳のことなんです。つまり本来は存在しないカスタマイズ。
不審者が入店してくると、従業員が「ノンファットアメリカーノ!」って警戒体制に入ります。こんなこと日本では全くないことです。
対不審者用に「ノンファットアメリカーノ」という呪文があった。
※カナダでも地域によって異なるかもしれませんし、2014年の話です。
2-2.清潔さ
これは皆さんも想像通りじゃないかなと思います。
圧倒的に日本の方が清潔でした。
2-2-1.ウォッシャー(食器洗浄機)
日本では、予洗いを必ずやります。目に見える汚れは手洗いで落としてからウォッシャーでした。
当たり前じゃん!思う方もいるかと思いますが、カナダではそうではなかったんです。。
まだ結構シロップとか付いてたり、ホイップも落ち切っていない状態でウォッシャーにかけるんですね。
確かに熱湯なので殺菌もされるし、ウォッシャーが回った後の食器とかは綺麗に見えるんですが、ウォッシャーの中の水って循環してるんで、だんだんとウォッシャーの中の水の色が変わってきていて、それが私はきついなーと思ってました。
※私がいたのは、カナダでもベスト3に入る繁忙店だったから。とかかもしれません。全部が全部そうとは断定できません。
綺麗に予洗い。からのウォッシャー 。
ウォッシャーを信じすぎ。とりあえずウォッシャー入れとけ。
2-2-2.スターバックススケーティング
これが1番衝撃でした。
閉店後、店内を掃除するのは日本もカナダも同じです。
日本では、普通にモップと床掃除用薬剤でモップがけ。
カナダでは、通称「スターバックススケーティング」で床掃除をしてました。
これ、その日着ていたエプロンを床に投げ、その上に乗り、スケートをするように床を掃除するんです。笑
びっくりしました。うちの店舗だけかと思いきや他店舗も共通でした。
エプロンは業者が回収して、綺麗に洗ってくれるので問題はないのかもしれませんが、
日本人的な考え方だとこのアイディアは出ないんじゃないでしょうか。笑
モップでシンプルに床掃除
エプロンで床掃除(スターバックススケーティング)
2-3.品質
これも皆さん察するんじゃないでしょうか。
そう、日本の圧勝です。笑
ラテとかを作る時って、ミルクのスチームというのをするんです。
蒸気でミルク温める事なんですが、それなりにスキルが必要です。
ミルクの甘みを引き出すためにミルクに空気を含ませながら温め、ミルクの泡を作るんです。そのミルクの泡のきめ細かさがラテやカプチーノの口当たりの良さや甘さに繋がります。
よく見るラテアートってありますよね。綺麗にスチームされているからあれだけ美しく模様が作れるんです。
日本のスタバでは、自立するまでコーチがついてしっかり教育がされます。
ですので極端に下手な人ってほとんどいないんです。
対してカナダのスタバ、下手なんです。というか綺麗に作る気がない?感じがしました。笑
日本でこんな泡ブクブクのラテ出したら怒られるぞ。みたいのばっかりでした。笑
でも怒られることも、クレームを受けることもないので普通なんでしょうね。
自分で言うのもあれですが、私は日本のスタバでもスチームが上手だったんです。自信もありましたし、お手本になってるぐらいでした。
これがカナダのスタバで働き始めたら、、一瞬でレジェンドになりました。笑
「こんなに忙しいのにお前のスチームはなぜ常にこんな美しいんだ!?みんな見習え!」と店長からも言われてたぐらいです。笑
日本では流石にここまで言われることはないんだろうなーと思います。
全員がしっかり教育を受けている。
ある程度均一化された品質を保っている。極端に下手な人はほぼいない。
ミルクスチームが下手。日本品質ならレジェンドになれる。
2-4.ドリンクのレシピ
2-4-1.甘さ
流石に細かいレシピまでは公開できませんが、ざっくりいうと日本より甘いです。
基本的にはサイズによって入れるエスプレッソの数が決まってるんですが、日本よりエスプレッソの数が少ないサイズがあります。
2-4-2.ミルク
これは以外だったんですが、デフォルトのミルクが違います。
日本では、いわゆる普通のミルク。
カナダでは、デフォルトが低脂肪ミルク。
でした。ここは脂肪分を気にしてるんねすかね。笑
2-4-3.ホイップクリーム
日本では特に甘みをつけたりしていません。
カナダでは、大量にシロップを混ぜてるのでホイップ自体がかなり甘いです。
ミルクはいわゆる普通のミルク。
ホイップクリームに甘み付けはしていない。
サイズによって、日本よりエスプレッソの数が少ない。
ミルクは低脂肪ミルクがデフォルト。
ホイップクリームにシロップを混ぜて甘み付けをしている。
2-5.ドリンクの種類・豊富さ
ドリンクの種類は圧倒的にカナダのスタバの方が多い。
例えば日本では期間限定でしかでない、リフレッシャーズやストロベリーフラペチーノが年間通して販売してます。
フラペチーノの種類もカナダの方が多いですし、日本にはないスムージーや、ティーを使った日本にないものもありとても種類が豊富です!
ドリンクの種類が豊富。
日本にないメニューあり。
日本では期間限定メニューが、常時メニュー。
2-6.カスタマイズ性
これもカナダのスタバの勝利ですね。
日本だとやっていいカスタマイズとできないカスタマイズってのがある程度決められてました。
一方、カナダでは結構なんでもあり。笑
北米の文化的なものかもしれませんが、カスタマイズが大好きなんですね。
なので日本のスタバで働いている時よりもカスタマイズする人の率が圧倒的に多いし、カスタマイズの仕方も独特なものが多かったです!
できないカスタマイズも中にはある。
カスタマイズは何でもあり。
もっともっと細かい話をすればいくらでも出てくるんですが、特に感じた違いはこんな感じです!
3.カナダのスタバのイメージ
カナダ(バンクーバー)ではスタバは日本でいうコンビニみたいな感じです。
シティでは、2ブロック歩いたらスタバがある。ぐらいスタバがあります。
日本のような「高級」「おしゃれ」みたいなイメージを現地の人たちは持っていません。どちらかと言えば、フランクにいける親しみのあるカフェがカナダにおけるスタバなんです!
日本におけるイメージとはだいぶ乖離があるんじゃないでしょうか。笑
4.おまけ
日本のスタバではエプロンがもらえる。なんてことはありませんでしたが、カナダのスタバでは辞める時にみんながメッセージを書いてくれたエプロンをくれました。
今でも大切に大切に保管してる一生の想い出です!
日本のスタバでもやってくれたらよかったのに。とか思ってます笑
5.最後に
世界各国にあるスターバックスコーヒーですが、国によってそのイメージや提供するサービスも異なってきます。
それでも知ってるカフェなので、海外旅行の時に安心感から利用してしまいますよね。笑
提供しているドリンクの種類や、その品質に目を向けてみると日本との違いも感じられて、面白いかもしれません!
また、この記事を見て海外のスタバで働いてみたいと思ってもらえたら嬉しいです。
それでは、また!
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では、また!