どうも!TOM夫婦の旦那です!
海外から日本の動画配信サービスが見れないという経験をした方は多くいらっしゃるんじゃないでしょうか。
そんな時にVPNを使うとアクセスできるようになる。っていうのが色々なサイトで紹介されてると思います。
有料のものから無料のものまである。
さらにVPNによってはAmazon Prime Videoには繋がるけど、TVerには繋がらないなど。
さらにさらに、こないだまで繋がってたのに繋がらなくなった。なんてこともあると思います。
なので今回はそんなところまで含めて解説をしていきたいと思います。
そして最後には、注意点を考慮する必要はあるものの、無料で使えて各動画配信サービスにアクセスできる筑波大学の無料公開VPNサーバーも紹介したいと思います。
1.海外で見れない動画配信サービス
メジャーどころでは以下のようなものがあります。
・Netflix(日本契約)
・Amazon Prime Video(日本契約)
・Hulu
・FODプレミアム
・Paravi
・dTV
・U-NEXT
・Disney+
・TVer
どれも海外からアクセスしようとすると見れないんですよね。
Amazon Prime Videoは一部のコンテンツは再生出来ますが、基本的に見れません。
2.海外から見られない理由
これは各動画配信サービス側が海外からのアクセスをブロックしているからです。
IPアドレスというインターネット上の住所みたいのがあるんですが、そのIPアドレスを元に日本国外からアクセスしていることが分かるんです。
下記URLで自分がインターネットアクセスに利用しているIPアドレスとそのIPアドレスがどの国で使われているかを確認できます。
What Is My IP Address - See Your Public Address - IPv4 & IPv6
私の場合、イギリスに住んでいますからCountryにUnited Kingdomと表示されてますとね。
日本国外から日本の動画配信サービスを閲覧するためには、このIPアドレスが日本であればいいんですね。
日本国外のIPアドレスからはアクセスができない
逆に、
日本国外からでも日本のIPアドレスを利用出来れば、アクセスができる
それを実現する一般的な方法がVPN(Virtual Private Network) なんです。
3.VPN(Virtual Private Network)でできること
日本語で仮想プライベートネットワーク。
私はITエンジニアなので親しみもありますし、こんなんを作ったりしてます。
が、一般消費者にとっては何のこと?って感じですよね。
簡単にVPNがどんな風に使われる技術なのか解説します。
※あくまで一般消費者が利用するケースで、企業向けの内容にはなってません。
本記事でさすVPNは、SSL-VPNと言われるPCやモバイル端末で使われるリモートアクセスの技術です。コロナのリモートワークで知名度も上がったかもしれませんね。
3-1.通信の暗号化、セキュリティの向上
通信の暗号化をしてくれます。
下の画像のようにVPNが外部の攻撃から守ってくれるイメージです。
暗号化のトンネル内に通信を通すイメージから、VPNトンネルと言われます。
普通に契約しているSIMや携帯から直接通信をしている分には特に気にする必要はないのですが、公衆Wi-Fiなどを利用する場合に重要となります。
ああいった公衆Wi-FIはセキュリティ的にかなり危険なんです。パスワードなどかかっていないものだと、通信の中身を部外者に覗かれ、解析される危険があります。
SNSへのアクセス、銀行、クレジットカードへのアクセスなどIDやパスワードを盗まれるリスクがあることを理解する必要があります。
そういったケースでVPNは、暗号化技術で攻撃から守ってくれます。
3-2.アクセスするIPアドレスの変更
今回の主目的はこちらですね。
なぜIPアドレスを変えられるのか。
下記画像の真ん中に位置するVPNサーバーを経由することで、VPNサーバーのIPアドレスを利用することが可能になるからです。
前述したVPNトンネルというのが、このVPNサーバーに接続するんです。
そしてそこから目的のサービスにアクセスするというのが実際の動作になります。
日本のVPNサーバーに接続すれば、日本のIPアドレスを使えるようになる
4.VPNサービスプロバイダー
有名どころでは、ExpressVPN, NordVPNなどが上がると思います。
月額もだいたい1,000円以上するのでなかなかの出費ですよね。
4-1.VPNサービスを使えば、動画配信サービスにアクセス必ずできる?
答えは、Noなんです。
IPアドレスを日本のものに変更できればいけるんじゃないの?と思った方もいたかもしれません。
動画配信サービス側も馬鹿じゃありません。
メジャーなVPNサービスだと利用者も多いですよね。
つまり、たくさんの人が同じIPアドレスを共有することになるんです。
そうするとVPN使ってアクセスしていることがバレて、規制されたりするんです。笑
昨日まで使えてたのに、急に使えなくなる。ってこともあるみたいです。
色々なサイトで『どのVPNがどの装画配信サービスに繋がる』みたいな比較をしてますが、変わる可能性があるので注意が必要です。
4-2.どのVPNだったら、規制されずに使える?
もし他にも知っていたら教えていただきたいです。
現時点で私が知っている限りでは『筑波大学のVPN学術実験プロジェクト』です。
VPN Gate 筑波大学による公開 VPN 中継サーバープロジェクト
これはVPNサービスではないんです。ボランティアでVPNサーバーを公開してくれる人を募集してまとめてるんです。
つまり個人管理のVPNサーバーを借りて使わせてもらうイメージです。
公開されているサーバーも結構な数がありますし、サーバーを管理しているのはあくまで個人なので動画配信サービス側から規制されることはほぼない。
規制されたとしても、他のサーバーに接続を変えれば違うIPアドレスが使えるので回避できてしまうんです。
5.筑波大学の公開VPNサーバーのデメリットないの?
あります。重要な注意点があります。
それは前述したとおり、あくまでVPNサーバーは、個人が運営しているという点です。
経由するVPNサーバーにはアクセス情報が残ってしまうので、セキュリティ的な懸念が残ります。
あくまで動画配信サービスを見ることだけに使うのであればいいと思いますが、銀行などへのアクセスは控えましょう。
それからVPNのパフォーマンスも安定しないです。
これも個人が公開しているのが理由です。
サーバーのスペックによるので、調子のいいやつもあれば悪い奴やつもあるでしょう。
気に入って使っていたサーバーが急に公開停止になったりすることもあります。
これも個人の采配なのでしょうがないですね。
諦めて他のサーバーにつなぎましょう。笑
筑波大学VPNへの接続は公式ホームページで公開されてます(Windows, MacOS, IPhone/iPad, Android)。
https://www.vpngate.net/ja/howto.aspx
日本以外にも公開されていますので、日本のものから選びましょう。
公開されているサーバーの一覧は下記から。
6.最後に
私も実際に使ってみましたが、イギリスからだと日本への距離もあるのでパフォーマンスはそこまで期待できないです。
そのあたりは無料だと割りきって使いましょう。
海外生活、海外旅行どこにいてもネット環境は大切です。
海外在住おすすめサービスも記事でまとめておりますので、ぜひ後活用ください。
また海外旅行におすすめのサービスも紹介しております。
では、また!