どうも!TOM夫婦の旦那です!
これまで色々と硬水対策をしてきまして、記事でも紹介してきました。
ある程度の数にもなってきたので、1度まとめの記事を作成したいと思います!
この記事を見れば厄介な硬水も改善!今より快適に過ごすことができるようになるでしょう!
イギリスでは地域によって軟水と硬水が異なるので、下記を参考にしてください。
Hard Water Map
地域の水質が軟水か硬水かはこちらから調べられます。(郵便番号の入力要)
1.硬水とは
簡単にですが、硬水がなんたるかを記載しておきます。
水には硬度というものがあります。そして、
硬度の低いものを軟水
硬度の高いものを硬水
という風に分けることができます。
水の硬度の基準は、水1000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量です。
硬度が120mg/l以下を軟水
硬度が120mg/l以上を硬水
とWHOが定めています。
まとめますと、
カルシウムやマグネシウムなどの金属イオンを多く含む水
です。
これだけだと何のことか分からないと思いますので、軟水との違いを説明していきます。
2.軟水と硬水の違い
だいたい下記のような違いがあります。
・くせが少なく和食や飲み水として適している
・洗剤や石鹸の泡立ちがいい
・肌や髪に優しい
・お腹に優しい
・洗浄力が高く、洗濯に適している
・洋風料理に適している
・マグネシウムが摂取できる
・洗剤や石鹸の泡立ちが悪い
・肌や髪によくない
・水の蒸発後に白く石灰が残る
・石灰が配管詰まりの原因になる
・お腹がゆるくなりやすい
・洗濯で服に石灰色が着色する
・洗濯漕に石灰が溜まる
・衣服やタオルがゴワゴワになる
挙げだしたらもっとあるかもしれませんが、代表的なものがこんなものかと思います!
ロンドンに住み始めてから思ったのは、本当に硬水は厄介だな。ということです。
しかし厄介と言っているだけには行かないので、色々と対策を実施してきました。
その内容を紹介していきます。
細かい部分はそれぞれの記事で紹介していますので、詳しく知りたい場合はリンクを貼っておきますのでそちらをご確認ください。
3.飲み水・料理の硬水対策
イギリスは水道水も飲める国です。なのでそのまま飲んでも病気になったりするわけではありませんが、硬水は下剤にも含まれるマグネシウム多く含むので、軟水に比べるとお腹がゆるくなるそうです。
和食には、日本で一般的な軟水が適しています。
特に日本人は硬水にあまり馴染みがないので ゆるくなりやすいかもしれませんね。
ただ日本に不足しがちなミネラルも多く含むのでデメリットばかりではありません。
私はお腹があまり強くないのと、飲んでみた水道水がおいしいと思えなかったのと、自炊するのはほとんど和食なので、下記の対策を取っています。
3-1.ブリタで軟水化
日本でもメジャーな浄水器「ブリタ」はもともと硬水の国ドイツで生まれた浄水器でありフィルターに通すことで軟水化する効果があります。
スーパーでも普通に購入可能なぐらいイギリスでも一般的です。
Amazonの方が種類も多く、やすいものが見つかるので個人的にはAmazon派です。フィルターもAmazonの方がお値打ちです。
私は料理用の水、コーヒーや紅茶用の水をブリタを通して使っています。
詳しくは下記をご覧ください。
飲水にしてもいいですが、味があまり好みではなかったのでもう水は軟水のミネラルウォーターを買っています。
3-2.軟水のミネラルウォーター
イギリスでは、売っているミネラルウォーターも多くが硬水です。
安くて、おいしい軟水の水を探してやっと見つけることができました。
それがTesco(テスコ)というスーパーで売られている下記のミネラルウォーターです。
ちなみに硬度は41.9mg/Lです。
他のスーパーの水などとの比較は下記の記事でしています。
軟水の安いミネラルウォーターはお探しの方は是非Tescoに足を運んでみてください。
店舗によって値段がことなる時があるので値段にも注目です。
私の家の近くのTesco(テスコ)では、6本入り£2.35で1本ずつ(£0.5)で買うより安くなっています。
4.お風呂・シャワーの硬水対策
これが1番対策して良かったなと感じています。
私も妻も肌が弱めなんですが、硬水でシャワーを浴びていると肌荒れしてしまい大変でした。あとは 頭が痒くなる。。。
これに対して行った対策が通称「ダブルフィルター」です!
イギリスのAmazonでは「軟水化フィルター」と「軟水化シャワーヘッド」が売っているんですが、それを両方採用しました!
最初は軟水化フィルターだけを使っていて、確かに改善したのですがそれでも肌がやられてしまっていたのでシャワーヘッドも導入しました。ダブルでいれたおかげでだいぶ改善されました!
私が実際に利用しているもを紹介します。
まずは軟水化フィルター。
そして軟水化シャワーヘッドです。
細かい説明は下記の記事でさせていただいております。
またシャワーからでてくる水を軟水にすることで、お風呂の掃除も楽になります。
というのも硬水が蒸発した後には石灰が残り厄介なんですよね。
石灰化しないように毎日のシャワーの後に石灰化を防ぐスプレーを巻いておくとより良いです!
お風呂掃除の硬水対策についても詳しくは下記で紹介しております。
水廻りが汚いのは嫌ですよね。この対策だけでもだいぶよくなります。
5.キッチンの硬水対策
これはかなり大変な思いをしたので要対策だと思います。
硬水は放置すると石灰になると説明しましたが、これがキッチン詰まりの原因になるんです。
以前にパイプユニッシュをいくら流しても詰まりが解消しなくなってしまった時に、配水管を解体して原因を探りました。
この砂の塊のようなもの。石灰です。
これはだいぶ崩した状態で取り出したので、実際はもっと大きな状態で配水管に詰まってました。
石灰はアルカリ性なので、酸性で中和させることができるようです。
今は定期的にクエン酸を多めにして、重曹と混ぜる方法で定期的にキッチンシンクを掃除しています。
クエン酸と重曹もスーパによっては買えますし、Amazonでも買えます。
私は最近開閉チャック付きの下記のものを利用しています。保管や管理に非常に便利で気に入っています。
キッチンシンク以外にも色々な所の掃除に利用できるので便利です。
こちらも詳細は下記の記事で解説しています。
6.洗濯の硬水対策
硬水は洗濯にも非常に厄介です。
石灰が洗濯漕に砂っぽく残り、せっかく洗った服に砂がこびり付いているような状態になったり、この石灰の色がグレーっぽく服に着色したりします。
さらにカルシウムやマグネシウムのような金属イオンがタオルや衣服について、乾いた後にゴワゴワで肌触り最悪です。
さらにさらに、この金属イオンが洗剤に反応して洗浄力を落とすということもあります。
できる対策としては軟水化と石灰化防止です。
イギリスのスーパーの洗濯コーナーには洗濯用の軟水化や石灰防止の商品が売られているので要チェックです!
だいぶ改善はするものの、軟水の日本と比べてしまうとどうしても劣ってはしまいますね。またこちらは石灰化防止はしてくれますが、完璧ではありません。
定期的に石灰除去もする必要があります。日本で定期的に洗濯漕クリーナーをやる感覚と同じです。
より詳細の内容は下記の記事でチェックしてください。
タオルを少しでも綺麗にふわふわにしていきましょう!
7.ケトルの硬水対策
硬水の水をケトルで沸かしていると、中に石灰が発生してきます。
ケトルの故障の原因にもなりますし、見た目もよくないですよね。
こちらの対策はかなり簡単ですが、ここまで溜まってしまうと1度では取りきれないかもしれないので、定期的に対策するのがおすすめです。
下記の粉をお湯を沸かした後にケトルに投入するだけ!
実際やってみると思ったよりきれいになって嬉しかったです。ちゃんと定期的に実施していこうと思います。
石灰はアルカリ性なので、酸性であるクエン酸でも取り除くことができます。
もしすでに上記で紹介したクエン酸を持っているのならば、わざわざ別の商品を買う必要はないかもしれませんね。
ケトルの石灰化を防ぐには、沸かす水を軟水にするのが1番ですね。
私はブリタに通してからケトルで沸かすようにしています。
詳細の記事は下記から!
紹介してきた硬水対策の中では1番簡単ですし、頻度も少ないのでお手軽にできるかと思います!
8.最後に
慣れない硬水での生活は色々と大変ではありますが、「大変だ。」とだけ言っている訳にはいきません。
面倒ではありますが、ちゃんと対策をしていけば改善はできます。
逆にもっといい対策を知っている方がいらっしゃったら、ぜひ教えて頂きたいです!
これからイギリスに来る方や硬水についてあまりご存知ではない方の参考に少しでもなれば幸いです!
また海外在住に役立つおすすめサービスをまとめた記事もありますので、要チェックです!
イギリス生活に関する記事も多数掲載中。
では、また!